「中国現代史研究会 10月例会(関西地区)」のご案内
2009年 10月 05日
中国現代史研究会からの研究会情報です。
関東地区ではなく、関西地区での10月例会のようです。
以下、ご確認くださいませ。
*******
期日:10月10日(土)
場所:大阪商業大学(4410教室)
時間:14:00~
報告者: 吉田豊子(京都産業大学)
題 目: 国民政府のヤルタ「密約」への対応とモンゴル問題
要 旨:
本報告は近年公開された中国語史料やロシア語史料に基づき、従来の研究に殆ど見られないソ連の動きをできるだけ明らかにしつつ、「弱国」中国の主体的な対ソ外交を明らかにすることを主な課題とする。主な論点は次の通りである。第一、ヤルタ会談前の動きを踏まえることとその意義。第二、米ソの大国政治に拘束されながらも、国民政府の対ソ外交には一定の自主性が見られること。第三、対ソ外交全体において、国民政府には妥協案としてのモンゴル問題という考えが中ソ・モスクワ会談前からすでにあったこと。但し、それは必ずしも独立承認ではないということ。
報告者:山田勅之( 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所ジュニアー・フェロー)
題 目:チベット自治区における観光の発展と政策――チベットを「中華の辺境」としてどのように見せるのか
要 旨:
本発表では、チベット自治区に対する観光政策とその発展を分析し、中国政府がチベットをどのように自国民や外国人に見せようとしているのかを検討する。社会の安定と開放が前提となる観光を切り口とすることで、現代チベットに対する中国政府の民族政策の一端を垣間見ることができると考えられる。
以上
関東地区ではなく、関西地区での10月例会のようです。
以下、ご確認くださいませ。
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期日:10月10日(土)
場所:大阪商業大学(4410教室)
時間:14:00~
報告者: 吉田豊子(京都産業大学)
題 目: 国民政府のヤルタ「密約」への対応とモンゴル問題
要 旨:
本報告は近年公開された中国語史料やロシア語史料に基づき、従来の研究に殆ど見られないソ連の動きをできるだけ明らかにしつつ、「弱国」中国の主体的な対ソ外交を明らかにすることを主な課題とする。主な論点は次の通りである。第一、ヤルタ会談前の動きを踏まえることとその意義。第二、米ソの大国政治に拘束されながらも、国民政府の対ソ外交には一定の自主性が見られること。第三、対ソ外交全体において、国民政府には妥協案としてのモンゴル問題という考えが中ソ・モスクワ会談前からすでにあったこと。但し、それは必ずしも独立承認ではないということ。
報告者:山田勅之( 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所ジュニアー・フェロー)
題 目:チベット自治区における観光の発展と政策――チベットを「中華の辺境」としてどのように見せるのか
要 旨:
本発表では、チベット自治区に対する観光政策とその発展を分析し、中国政府がチベットをどのように自国民や外国人に見せようとしているのかを検討する。社会の安定と開放が前提となる観光を切り口とすることで、現代チベットに対する中国政府の民族政策の一端を垣間見ることができると考えられる。
以上
by micoffice | 2009-10-05 10:34 | 研究会動向